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読書感想文の構成の作り方|序論・本論・結論をメモから組み立てる手順

Book report structure notes and three-part outline illustration
A neutral notebook and three-part outline visual for organizing a book report

読書感想文の構成は、読み終えた後のメモを文章の順序へ置き直すところから始めます。序論、本論、結論は、学校や学年の指定を決める唯一の形ではなく、書く材料を整理するための一例です。

本論を書き始めるときは、印象に残った場面、そこで感じたこととその理由、そこから考えたことを一組にして並べます。場面の説明だけを続けず、同じメモの組が段落の中でつながっているかを確認します。読書感想文全国コンクール公式サイトのQ&Aでも、感動した場所と理由を考えてメモし、順番や内容を整えて伝える流れが案内されています。

読後のメモを材料の種類で分ける

最初に、読後のメモを次の3種類に分けます。

  • 本の情報
  • 印象に残った場面
  • その場面から考えたこと

この段階では、きれいな文章にしません。短い言葉で書き出し、それぞれのメモの横に「序論」「本論」「結論」のどこで使うかを仮置きします。文章を書く前に材料の置き場所を決めると、書き始める内容を選びやすくなります。

序論に置く材料を決める

序論には、本を選んだきっかけや、読後に最初に伝えたいことを置きます。ここでは本全体の説明を増やすより、読んだあとに残った出発点を一つ選び、どのメモから書き始めるかを決めます。

序論に置くメモが決まると、文章の入り口が定まります。最初から完成した書き出しを作ろうとせず、伝えたい材料と段落の位置を先に合わせます。

本論で場面と考えたことを対応させる

本論には、印象に残った場面と、そこから考えたことを対応させて置きます。場面のメモのそばに、感じたことと理由のメモを並べると、何が心に残り、なぜそう感じたのかを同じ流れで確かめられます。

ここで文数を先に決める必要はありません。メモの内容に合わせて一段落の長さを調整し、場面から考えへ話が飛んでいないかを読み返します。

完全架空の練習素材で対応を追う

架空例です。 次の場面とメモは、対応関係を練習するために作ったものです。実在の作品、人物、引用、著者や読者の体験ではありません。

架空の場面:雨の帰り道、主人公は友だちの傘が壊れたことに気づき、自分の傘を友だちに渡します。主人公はぬれながら歩き、友だちが家に着けるようにします。

同じ3項目のメモ:

  • 場面:雨の帰り道。友だちの傘が壊れ、主人公が自分の傘を渡す。主人公はぬれる。
  • 感じたことと理由:自分がぬれても先に友だちを助けたことに驚いた。相手の困りごとを見つけて行動したから。
  • 考えと次の判断:助けることは大きな行動だけではなく、相手の困りごとを先に見ることだと考えた。自分なら、まず声をかけて何が必要かを聞く。

完成段落の例:雨の帰り道、友だちの傘が壊れていることに気づいた主人公は、自分の傘を渡してぬれながら歩いた。私は、自分がぬれても先に友だちを助けたことに驚いた。自分もぬれる状況で、友だちの困りごとを先に考えて行動したからだ。自分なら、まず声をかけて何が必要かを聞くと考えた。この場面から、助けることは大きな行動だけでなく、相手の困りごとを先に見ることだと考えた。

メモの役割 対応する完成文
場面 「傘を渡してぬれながら歩いた」
感じたことと理由 「先に友だちを助けたことに驚いた」。「自分もぬれる状況で、友だちの困りごとを先に考えて行動したからだ」
考えと次の判断 「まず声をかけて何が必要かを聞く」。「場面から、助けることは大きな行動だけでなく、相手の困りごとを先に見ることだと考えた」

この例をそのまま写すのではなく、自分の場面、感じたことと理由、考えへ置き換えます。自分の経験がない場合も、仮の判断や疑問として書けます。読者の感想に一つの正解があるわけではなく、主人公と同じ行動や自己犠牲を勧める例でもありません。自分の考えが場面に結び付いているかを確かめるために使います。

結論を本論の材料につなげる

結論には、読み終えて残った考えを置きます。序論で置いた「最初に伝えたいこと」とつなぎ、本論で扱った場面と考えを踏まえて、最後に残った内容をまとめます。

結論だけが本論の材料から離れないように、書き終えた後に対応を確認します。序論と結論が同じ文になる必要はありませんが、冒頭の内容から始まり、本論の材料を通って、読み終えた考えへ戻る流れを作ります。

メモを段落へ移す手順

メモから文章へ移すときは、次の順で並べます。

  1. 本の情報、印象に残った場面、そこから考えたことを分ける。
  2. 各メモの横に、使う段落を付ける。
  3. 序論、本論、結論の順に、対応するメモを並べる。
  4. 並べた材料を、段落ごとの文章へ移す。

本論に置く場面と考えたことは、別々に離さず、一組として扱います。結論に置く考えも、本論で使ったメモからつながりを確認してから文章にします。

書き始める前に確認すること

文章にする前に、メモと段落の対応を確認します。

  • 各段落に使う材料が一つ以上あるか
  • 同じ内容を重ねていないか
  • 結論が本論の材料から離れていないか
  • 場面の説明と、そこから考えたことが対応しているか

文字数や提出条件は、この構成から一律に決めません。必要な条件がある場合は、学校の案内を確認します。

読後のメモを材料の種類で分け、使う段落を決め、場面、感じたことと理由、考えを対応させてから文章へ移します。最後に各段落の材料と学校の案内を確認すれば、決めた構成に沿って書き始められます。

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